愛媛大学校友会事務局


センパイ学

26限目:愛媛大学職員 大村さん・畝さん

大村 英慎さん
 (2017年3月 農学部生物資源学科 卒業)
 <取材時:農学部事務課会計チーム>


畝 慎太郎さん
 (2018年3月 工学部機能材料工学科 卒業)
 <取材時:農学部事務課総務チーム>

愛媛大学の事務職員として働くお二人。
私達学生が快適に安心して大学生活を送れるよう支えてくださっています。

現在、どのような仕事を担当していますか

<大村さん>
農学部がある樽味地区の安全衛生、学生の安全確保に関する仕事、附属の農場と演習林の管理運営に関する事務仕事をしています。

<畝さん>
総務チームに所属していて、昨年までは学生補助員(TA・SA)の勤務時間や先生方の出張管理、今年度は教職員の評価、広報に関する仕事をしています。

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現在の仕事を選んだ理由・きっかけは何ですか

<大村さん>
もともと公務員志望でしたので、大学3年の時に公務員試験の勉強を始め、そこで公務員や大学職員の仕事を詳しく調べるようになりました。その中で学生教育に関わる仕事に就きたいと考えるようになり、大学職員を選びました。

<畝さん>
家族が公務員をしていたので、自分も公務員になるのだろうと漠然と考えていました。市役所や県庁、そして在学していてイメージがしやすかった、愛媛大学職員も視野に入れて考えました。

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畝さん

現在の職場の良いところやPRポイントを教えてください

<大村さん>
良いところは、学生が授業を受けているのを近くで見られることや、先生方の教育活動、研究活動にも関わることが出来るところです。自分がしたことに対して感謝してもらえるのはやりがいを感じます。学生教育に携わりたいと考えてきたので、それを肌で感じられるのもとても良いところだと思います。
PRポイントは、広い農地があるところ。まさに農学部というイメージにぴったりで、最近きれいな植物や芝生も育ってきて居心地が良い点です。

<畝さん>
良いところは、教職員間の垣根が低く、皆さんフレンドリーに話しかけてくださるところです。
PRポイントは、城北キャンパスのグリーンホールのような大講義室など新しい施設が完成し、樽味キャンパス全体が新しくなってきていることです。また、高校生が実習で使う羊や鶏もいて、城北キャンパスとは違った魅力があります。

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社会人になって気を付けていること・大事にしていることは何ですか

<大村さん>
私達の仕事はチームで行うことが多いため、「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」を基本として、コミュニケーションをとりながら進めていくことが大事だと思っています。また「とりあえず動く」ということも意識しています。何か問題が生じたとき、積極的にその仕事に関わっていくことで自己の成長を実感します。

<畝さん>
今は総務チームに所属しているので、一般の方や外部の方からの電話や先生方からの相談など、色々なケースに対応しています。そこで自分の担当ではない仕事について聞かれた際にも、ある程度の対応ができるように、仕事のアンテナを広げるようにしています。まだまだ勉強中ではありますが。(笑)

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休日はどのように過ごしていますか

<大村さん>
最近はあまり外に出られないので、家で映画を観たり本を読んだりすることが多いです。今のような外出自粛といった状況になる前は、GWなどの連休があったらすぐに海外旅行に行っていました。連休があったら外に!という意識で休日を過ごしていました。(笑)それがリフレッシュにもなっていました。

<畝さん>
外出自粛前は、たまに自転車でふらーっとサイクリングをしていました。まだ車を持っておらず移動手段は全部自転車なので、移動距離は学生の皆さんと同じくらいですね。あと深夜バスを使って日帰りの一人旅行もしていました。

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どんな学生生活を過ごしていましたか

<大村さん>
農学部に在籍していたため周りが男ばかりで、よく遊んでいました。また、3年生の時に「障がい学生支援ボランティア(CBP)」として、学生代表者会議で障がいのある学生からの要望をまとめたものを学長と理事の前で発表したことは良い経験だったと思います。当時はあまり緊張していなかったのですが、今は緊張して出来ないなと思います。(笑)

<畝さん>
工学部に在籍していたので大村さんと同様に周りが男だらけで、初対面とは思えない程遠慮が全く無く、気が楽でした。(笑)また「スポーツ愛好会」というサークルに所属する中で、100人近いメンバーとのやり取りや、新入生歓迎会に150人程の新入生が来た時の対応はすごく大変でしたが、良い思い出です。

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大村さん

学生生活の中でやっておいてよかったなと思うことや、やっておくとよいと思うことは何ですか。

<大村さん>
僕個人の感覚としては、人と話をすることが一番得るものが大きいと思っています。アルバイトやサークルなどでもいいので、積極的に色々な人と関わったらいいのではないかと思います。また、授業で学んだことが意外に「こんなところで役に立つんだ!」ということもあるので、何事も真剣にやるのがいいかなと思います。

<畝さん>
ほとんどの方がやっているのではないかと思いますが、アルバイトです。一回は何かしら経験しておいた方が、社会勉強になると思います。

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就職活動において大切なことやアドバイスなどをお願いします。

<大村さん>
周囲の人の就職が決まっていく中でどこまで自分が耐えられるか、苦労と言うより精神的なところで前向きになれるか、周りを気にせずにいけるかというところが心に残っています。準備をしっかりしてたくさん調べるのが大切です。

<畝さん>
今と自分の時とは少し状況が違いすぎるかも知れないのですが、公務員系は時期が遅いので、受験と同じで、周りが決まった決まったと喜んでいる中、どれだけ自分が我慢できるかという気持ちとの戦いでした。ですので、皆さんには焦らないで頑張って欲しいと思います。また、なかなか就職活動というものをイメージ出来ないかもしれませんが、取っかかりを大切にすると良いスタートが切れると思います。

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愛大生にメッセージをお願いします

<大村さん>
それこそ今の状況は特殊で、特に今年度、来年度あたりは僕らが経験したことがないようなことを、学生の皆さんには求められるのではないかと思います。それでも全員同じ状況と年代を生きているので、頑張って乗り越えて欲しいです。
また、この状況下では少し難しいかも知れないのですが、今は学生生活を楽しんでもらえたらいいなと思います。

<畝さん>
大学生が一番楽しい時期なので、この状況は残念でならないと思いますが、ここを踏ん張って乗り越えて欲しいと思います。
就職活動となったらほとんどリモートになるので、例えば東京など遠い所でもやりやすくなったというのは、不幸中の幸いかなと思います。この状況を十分に活用して欲しいです。

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インタビューを終えて

【石井】
コロナウイルスの影響もあり、私達にとって久しぶりの先輩学で、うまく取材できるか心配しながら臨みました。手際よく進めていくことができなかった中で、お二人は優しい笑顔で一つ一つの質問に丁寧に答えてくださり本当に感謝しています。私は、現在3回生で就職活動を始めています。社会人になって気を付けていることで、「報連相」、「コミュニケーションを積極的に取る」こと、「とりあえず動く」ということが大切と教えていただいたので、私も意識していきたいと思います。余談ですが、農学部の羊も見に行ってみたいと思いました(笑)

【安松】
今回は、普段お世話になっているけれどお仕事内容はあまり知らない、学内職員の方へインタビューさせていただきました。私がお二人から学んだことは、「何事も真剣にやる」、「焦らず前向きに考える」ということの重要性です。インタビューを通して、遊びも勉強も学生時代に真剣に取り組んだこと全てが社会に出て活かされている、ということが分かったので、私も残りの学生生活でやるべきことは全て真剣に取り組もうと思いました。また、このような状況下で就活に対する不安が絶えないのですが、一方でWEB説明会など地方就活生にとってはチャンスが増えたというプラスな点もあるため、前向きに自分のペースで取り組んでいきたいと思います。

【水木】
日本社会は現在特殊な状況となっている、しかし逆にこれはチャンスであると捉える、視点を変えるということが大事なんだということを先輩方から学びました。大学時代について、就職活動、そして公務員の職務についてと沢山の普段聞くことのできない話を聞くことが出来ました。自分に今何が出来るのか、そして何をやったらいいのかということを考えて、将来自分が後悔しないようにしっかりと準備を行いたいと思いました。

大村さん、畝さん、お忙しい中貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。

<令和2年11月16日掲載>

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